赤ずきん

映画「赤ずきん」を見てきた。
夜に見るとナイト料金みたいな感じで1200円で見れた。
一応一緒に言った奴の前説では赤ずきんのその後とかそんな感じって言ってたと思うんだけど・・・その後?笑
赤ずきんのその後というよりは赤ずきん人狼ゲーム(村人の中に隠れる人狼を探す古くからあるゲーム)をモチーフにしたサスペンス。
ネタバレは避けるのであまり詳しい事は書けないけど舞台設定とキャラクターはナイスだった分ストーリーの疾走っぷり&微妙に矛盾を感じさせる点が惜しい。
全体を通して話がだらけるって事は無かったんだけど最後の方が駆け足だったのがなんとも。

せっかく疑心暗鬼を植えつける様な話なんだからもっとドロドロになってしまう人間関係とか揺れ動くヒロインの乙女心とかそういうのを全面に押し出してたら良かったんだけどなあ。
あるにはあるけどそこん所が薄い気が。
まああんまりそこをやりすぎるとサイコホラーとか色んな要素が入ってきて雰囲気が壊れるのかもしれないけどね。
舞台となる山奥の村だとか閉塞的な村社会だとあるんだろうかと思わせてくれる様なやや歪んだ人間関係(これって差別的かな)、時代・舞台設定にハマってる俳優陣の演技は良かった。
特に赤ずきんを演じたアマンダ・サイフリッドが儚げ美人で笑
キャラクターに感情移入して「閉鎖された村社会と美しい舞台」な雰囲気を楽しめれば良い映画。
いや面白かったけどね。100分に収めるのはちょっと無理があったんじゃないかな。